さよなら団地

この週末引っ越しします。
ということと仕事関係含め近来まれに見る忙しさです。
もう目が回っちゃってます。

写真1 家の北側から、どこを観ても樹木樹木

ここ9年間住んでいた団地は築48年。
同潤会の次に古い建物だったそうです。
古い団地特有の広々した敷地と古木が渋谷の駅から近い立地
とは思えないほどゆったりとした空間を作っている、
昭和の香りの残るよい空間でした。
好立地と老朽化の組み合わせに避けて通れない立て替えの話が
いよいよ進み、私たち賃貸生活者もとうとう引越しを余儀なく
されたわけです。

狭小物件だったので、家の中で家具などにぶつかり、怪我すること
もしばしば。
その度に早く引っ越ししたい・・・などと八つ当たり的に思った
事もありましたが、いざ引越しするとなると、本当に寂しい・・・。
なじみのクリーニング屋さんや、スーパー、管理人さん。
大都会とは思えない暮らしやすい街にすっかりなじんでいたこと
を改めて実感しています。
クリーニング屋さんに清算後お別れをいうと何故か200円
くれました。サービスなのだそうで、その気持ちにジーンと
したり、管理人さんに菓子折りをもっていってまたまた
ジーンとしたり・・・間違いなく伐採されてしまう巨大な古木
をみてはジーン・・・。
部屋以上に街や団地自体への愛着が本当に深かったことを
思い知る日々です。人は街になじんで行くんですね・・・。

新しい住処は一駅となりで、近いのですが、こんな風に
至近によい街環境がある感じではないので果たして
なじめるかな・・・なんて誰もが最初は思うんでしょうね。

でももうここの様な緑豊かな住環境は望めないことは
たしかです。

写真2 南のベランダから望む風景。隣の外国人住宅はすっかり更地に・・・

隣の緑生い茂る古い外国人住宅街も今やすっかり更地に。
後は高級賃貸マンションになるそうで、この団地も近いうちに
高級マンションに向けて土ごと掘り返す工事が始まるとのこと。
なんだかな・・もっと今ある緑をいかしてなんとかできないの
かなぁ・・本当にもったいないです。

というわけで、さようなら団地!