childhood friends


<木製のブタと一緒に、ミヒャエル・ゾーヴァ風カプチーノ>

友人宅でホームパーティーしました。
集まったのは小学校時代からのなが〜い仲間3人です。
私たちの出会いの発端は小学校の部活動でした。
通っていたのはごく普通の公立の小学校でしたが、
学校にはフルオーケストラ編成の合奏部があったのでした。
そこでヴァイオリンという同じ楽器で同級生でした。

転勤して来た音楽のS先生が当時合奏コンクール界では
有名なすご腕の先生でした。お陰で私が入部した4年生
の頃には合奏部は偉業とも言えるすばらしい成績を毎年
うちたてていたのでした。
所は千葉県の一都市。どの子も平凡に暮らし、合奏部
に入らなかったら一生触る事もなかっただろう楽器を
ある日突然手にし、たった3年間の間に弾きこなす
ようになるのですから、やはり子供にとっては
すぐれた指導者というのはものすごく影響が大きいの
かもしれません。
すでにOGOBオーケストラも発足されていましたので、
我々も自然な流れでこのオケに入団したのでした。

それ以来の仲で、気がつけば、今やプライベート
でも割としょっちゅう3人集まっては語らい合う
かけがえのない友になっていたのでありました。
もうあまりにも小さい時から知っているので、
気持ち的には友達+親戚のような気分です。


<誕生日ケーキです>

友人の一人Hちゃんが誕生日が近いという事で会は
自然と誕生日会という感じになりました。
今回のお宅提供者でもあるMちゃんがヴァイオリン
でバースデーソングを演奏してくれました。


<バースデーソングを弾いているMちゃん>

俄然盛り上がる会。
Mちゃんはプロのヴァイオリン奏者として活躍して
いる同期の大出世頭です。
そしてHちゃんは今でも毎年OGOBオケの定期演奏会
にかかさず参加し、セカンドヴァイオリンのトップ
で引き続ける尊敬の実力派です。
私はとえいば定期演奏会に出られる年は参加する
というゆる〜い形でヴァイオリンを続けさせて頂いて
いる半分幽霊団員です。

Hちゃんが持って来てくれた、ここ数年間のOBオケの
演奏会のDVD鑑賞会が始まりました。
やっぱり知ってる顔がいるオーケストラのDVDは楽しみ
も二倍です。
チェロとコントラバスにプロのオーケストラで今では仕事
をしている先輩がいるのですが、このお二人の動きは
やはり他を圧倒していました。
激しい曲調の所では(例え静かな所でも)頸椎を痛めん
ばかりに首を上下にしています。ありったけ上半身を
使い、更には隣の人を刺さんんばかりの弓さばき・・。
コントラバスの先輩(ちなみにMちゃんの兄です)に
至っては椅子から転げ落ちんばかりの腰の振りも入ります。
つられて楽器も大きく左右に振られます。
摩擦でいまにも床から火が起こりそうです。
小さく見積もっても、あの場所には穴があいているでしょう。
チェロとコンバスが同じようなリズムを奏でる場所では
二人の首の動きも完全にシンクロ、もはやヘビメタ状態です。
この他にも顔で演奏を表現するティンパニー奏者を発見
しました。演奏中は後ろを振り向いたりしないのでDVDでも
観ない限りそんなことには気がつかないのでした。
切ない顔、苦渋の顔、激しい所では鬼の形相・・
眉間からカメハメ波でもでてきそうです。
彼は間違いなくアカデミー賞ものです。
去年の指揮者はのだめフェスでも賞をとったことがある
前途有望なさわやか好青年でした。演奏会を終えて指揮者が
段から降り、まずはコンマスと握手。
続いてセカンドのトップのHちゃんとも握手。
すると・・日頃おとなしめなHちゃん、いきなり相当な
big smileです。ここまで嬉しそうなHちゃんの顔を
長い付き合いで見た事があったしょうか。
しかも指揮者が去った後でも皆が真顔な中、一人ずっと
満面の笑みのままです。
私たちが何度もその場面をリプレイしたのは言うまでも
ありません。

カメラは正直です・・。
画面を通してみると色々な事がむき出しになっていました。
お陰さまでかなり楽しい鑑賞会となったのでした。
クラシック聞きながら爆笑する人たち・・・
なんだか変です。
私も次に演奏会にでるときは先輩達を見習って激しい
アクションを入れてみようかと思いました。かっこいいし。
ちなみにMちゃん曰く、コントラバス奏者のお兄さんは
最近腰痛に悩まされされているそうです・・・やっぱり。


<宴の食卓>

そんなこんなで会は多いにもりあがったのでした。
今年は演奏会に参加したいなぁ・・。
もっとも、まずは個人練習しないと!

*一番上の写真は、偶然にも同じエスプレッソマシーンを
持っていたMちゃんに、入れ方を教えてもらって
ようやく今日デビューしたカプチーノ。
家電音痴の私はマニュアルを読むのもおっくうで放置
していたのでした・・なぜならそれはビンゴの商品として
家に来たからなのです(言い訳)

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